育児期間中の腰痛予防に・・・

皆さんこんにちは。
先日出産直後の身体ケアについて書かせていただきましたが、今回は育児による身体の疲れから症状を予防する事柄について書かせていただきます。

お越しいただいた患者様です。
30代 女性 会社員 現在第二子を昨年に無事ご出産され、現在は育休をとられています。
この方は第一子がお生まれになる前、当院の開業時より何年もお越しいただいております。
もちろん第一子の出産前後も身体のケアはさせていただいております。

今回も育児による疲れから腰痛が出てしまってきたのでお越しいただきました。
まずは背面からの姿勢チェックです。

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青い線が垂直線と平行線です。

まず左右の手の見え方についてですが、「左手が前方」「右手が後方」に来ているのが分かります。
このことから骨盤を矢印方向の左方向に捻っているのが分かります。
この時点で腰痛を発症してしまっているため、上半身を左方向に傾けているのも赤い縦線から分かります。

この身体姿勢の状態ですが、育児中のお母さんにはよく見られる身体の歪みです。
お子さんが一歳になるまでは抱っこをする事が多いです。
その際聴き手である右手を自由に使えるよう、左手と左骨盤でお子さんを抱っこし支える格好となります。
※(左利きの方は右手と骨盤の右側でお子さんを支え、逆の方向に骨盤を捻って抱っこします。)

このような感じですね。

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お子さんの成長具合にもより、骨盤と腰関節にかかる負担は大きくなります。
特に育休中や専業主婦の方はお子さんと一日接していますので、この体勢で抱っこをする事が多くなります。
お子さんのためとはいえ致し方ない事ですが、腰痛が出てしまうとその抱っこも出来なくなってしまいます・・・

施術後です

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左右の手の見え方が同じになりました。
この事から左方向に捻っていた骨盤と腰が改善したのが分かります。

左方向に傾いていた上半身は、腰痛がなくなり今度は右に傾きがみられます。
これは今まで左側に傾いていたため、施術後の反応で右側に傾いてきていますので、歪みの問題ではなく元に戻ろうとしている身体の反応です。

施術後は腰痛もなくなりまた元気にお子さんを抱っこして帰られていました。

このように育児となりますといくら気を付けていても、身体の歪みを引き起こす事は出てきます。
歪みが強くなりそこから引き起こされる症状を防いでおくことが大切です。

育児中のお母様方、腰痛が出ると育児も何倍も大変になりますから、今のうちに姿勢のチェックと改善にいらしてください。
お待ちしておりますm(__)m