皆さんこんにちは。
今日は当院にいらしている最高齢の患者様がいらっしゃいました。
その方はなんと90歳になられる方です。しかも当院からバスを二つ乗り継いで一時間ほどの距離をいらっしゃいます。
この患者様は二年間ほど私の知人の紹介で通ってくださっています。趣味で御三味線を通われているそうですが、ある時から突然右腕全体が痺れてしまいうまく弾けなくなってしまいました。
三味線教室に同じような悩みの方が偶々おり、その方が「カイロプラクティックに通ったら良くなった」との情報を得て当院にご来院いただきました。
このような痺れの場合原因と考えられるのが、年齢による筋肉の衰えと硬直、そこから始まる行動範囲の縮小による、血流の不足が考えられます。
そして筋肉の衰えが始ったきっかけが必ずあるはずです。この方にも当初その辺りをよく思い出していただきました。
そうするとつい数年前帯状疱疹により腰が痛くなり、しばらく外に出る事がなかったそうです。今では帯状疱疹は落ち着きましたが、まだ痛みが出る事もあります。その痛みも時々なのであまり気にしていなかったそうです。
せっかくご来院いただいているのです。一緒に腰の痛みも治していきましょう！
さてこのようなご高齢の患者様の場合いくつか注意しなければならない事があります。
まず施術する際の力加減。マッサージの際はもちろん、関節矯正の際も40代、50代くらいの方と同じようにやってしまってはかえって身体に負担が生じてしまいます。
そこで当院がこのような方がご来院いただいた際に使用するのが「トムソンテーブル」と言われるカイロプラクティック技術専用のベッドです。
ベッドのクッションが稼働する力を用いて矯正を行います。初めは聞きなれない音の為不思議がる方も多いですが、患者様はただ寝ているだけで大丈夫ですので痛みも無く好評です。ご高齢の方にも身体に負担がかからず、年代の若い方でも「関節の音を鳴らす矯正は苦手！」という方にも最適です。
（写真がそのベッドと施術の様子です）
この患者様は現在ではすっかり腕の痺れも無くなり、今では健康維持のメンテナンスに月2回のペースでご来院いただいております。いつもお帰りの際には「とても体が楽になりました！」と大変嬉しいお言葉をいただいております。
もう一つ心がけている事がご来院いただく当日のお天気です。多少の雨なら問題ないのですが、台風やこれから心配される降雪の際は必ず事前にこちらから連絡を差し上げるようにしています。無理に来られても道中に何かあったらいけませんし、なかなかその判断をご本人任せというのも難しいものがあります。
ぜひとも今後ともお元気な姿でご来院していただきたいです。
