正しい自動車の運転姿勢とは・・・

皆さんこんにちは。

本日は自動車の運転姿勢にまつわるお話です。
最近では自動車を持たれる方も少なくなったとは聞きますが、日常仕事で使われる方、土日のお出かけに使われる方、時々レンタルをするなどまだ日常の生活には必要なものです。

最近お越しいただいている患者様の中で、自動車の運転を主な仕事とされておられる方がいらっしゃいます。
男性 30代 職業運転手
ある会社の社長さんの専属運転手をされているそうです。
一日のうちほぼ10時間は自動車の運転席に座っておられます。

この方の問題となっている症状は、右腕全体の痺れ、上を向き首を反らすのがやりずらく、反らすとと更に痺れが強くなるというものでした。
腕の痺れは様々な原因が考えられますが、この患者さんの場合は首の動きと連動して痺れが変化しますので、頸椎(首の骨)による影響が考えられます。
それと同時に頸椎と共に動きが連動する、上部胸椎(肩甲骨付近の背骨)の改善も必要となってきます。

腕の神経のもとは頸椎から出ていますので、この頸椎の状態が悪くなればその先にある腕の神経の状態も悪くなってきます。
特に重点的に施術を行った個所が、環椎(首の一番上の骨C1)と頸椎の真ん中付近の五番目(C5)の骨の矯正です。

2013112112567.jpgこの環椎と呼ばれる個所は最も脳に近い部分の頸椎で、腕の神経に及ぼす作用がとても大きい個所です。
またこの環椎の状態が悪いと、その下にある神経や椎骨の状態にも悪い影響を及ぼす可能性があります。

五番目の個所は首を反らした際この五番目の骨を中心に首は反っていきます。
反りの動きの悪くなっている方や、反った際に痛みが出る方などには必要な施術です。

施術にはトムソンベッドと呼ばれるカイロプラクティック専用の施術ベッドを使用します。

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このベッドです。
矯正の際に音はしますが、患者様には痛みなどもなく楽に施術を受けていただく事が可能です。

この患者様は初回の施術を終えた後痺れの感じが約50%良くなったと申されておりました。
この50%という数字は非常に良い結果で、通常は30%良くなれば良い方と言われています。
中にはその場ですぐ治るという方もいらっしゃいますが、かなり稀です。。。
明確に数字を図っているわけではありませんが、ご本人が良くなっている事を実感していただいている数字の現れです。

当初は毎週一か月ほど来ていただき、三ヶ月たった現在では月一度ほどのご来院になっております。
今ではほとんど痺れも改善し、より一層の症状の改善と身体のメンテナンスの為に来ていただいております。


さて重要なのはなぜこのような症状がこの方にはでてしまったか?です。
一番の原因と考えられるのは、お仕事の際に運転されている姿勢と運転席のシートポジションです。
運転は私もしますが、皆さんどうしても楽に座れる位置にシートをあわせがちです。
楽に座れる場所が正しい運転シートの位置とは言えません。

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皆さんこのような運転姿勢になられていませんか?
上記の患者様は後ろにお客様が乗られるので、シートの位置は気を付けておられたのですが、前のめりになる癖がありました。
この姿勢は首に負担がかかるだけではなく、腰にも負担がかかり腰痛も引き起こしやすいです。
 

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このように座っていただくのが本来の姿勢です。
極力背もたれに隙間の内容に座り、肘や膝にも十分なゆとりを持たせるのがポイントです。
腰に隙間のできやすい方はクッションなどで隙間を埋めてあげます。

運転の際運転の後に必ず肩が凝ったり腰が痛くなるという方、是非一度ご自身の運転姿勢を今一度ご確認ください。
安全運転のためにも良いですよ。