皆さんこんにちは。
今日は先日いらした新規の患者様のお話です。
女性 30代 看護師さんをご職業とされています。
問題とされている症状
めまい、頭痛、左肩から首にかけての痛み、痺れ、全体的な身体の凝りなど。
気になる身体の個所
ストレートネック（首の湾曲不全）、骨盤の歪み、脚の長さの左右差など。
そして今までに多くの治療院に行かれていたようですが、すぐに症状も戻ってしまうというのも悩みの一つです。
本当に多くの症状や気になる個所に悩まされておられるようです。
このような患者さまの場合は、すべての悪い個所を一つずつ治していくのは、時間もかかりあまり効率的ではありません。
またカイロプラクティックの矯正技術は、神経に及ぼす作用が大きいので、矯正個所が多すぎるとかえって患者様のお身体に負担になります。
本当に問題のある個所はどこなのか？それをまずさがしていく事が大切です。
皆様もこのような経験ありませんか？
なんだか身体の全部が歪んで悪い気がする・・・歪んでいる事は本当なんですが、実際にその歪みを引き起こしているのはごく一部です。
この引き起こしている問題個所を探すのに、「姿勢分析」の検査を当院では行っております。
立ち姿勢と座っているときの姿勢、この二つを調べていきます。
主に立ち姿勢を基準に施術を行う治療院も多いようですが、当院では座り姿勢も重点を置きます。
それは両方ともそれぞれ体重のかかる位置が違うからです。
立っている際は足の裏に、座っている際には骨盤の「坐骨」と呼ばれる個所に体重がかかります。
逆を言えばこの坐骨に正しく体重が乗っていない場合、座り姿勢に問題があるため座っているだけで身体に負担がかかってきます。
以前に自動車運転の正しい姿勢やデスクワークの記事にも触れさせていただきましたが、椅子やシートなどに座る事は日常生活には不可欠になっています。
せっかく休んだり、身体を楽にするために座っているのが、逆に負担をかけてしまうのはよくないことです。
このような座り方をしておられる方いらっしゃいませんか？（写真の方は資料画像です）ご自身でも身の回りの方でも・・・
これは事務用の椅子、食卓の椅子、ソファーなどどの椅子でも共通です。
もしひとつでも当てはまる事があれば、必ず座るときにこの姿勢の癖がでています。
とくに女性の方は要注意です。
女性は男性よりも腰や骨盤の関節が柔らかく出来ていますので、悪い方向に負担もかかりやすいです。
一度チェックしてみてください。
悪い方向にも行きやすいですが、良い方向にも治しやすいですからちゃんと治りますよ。
さて、この患者様は座る際に必ず足を組む癖があります。そして左足がいつも上。
この事から骨盤に問題がある事が分かります。
また左肩を下げてしまう癖もありますので、まずこの座り姿勢で問題のある個所を改善していく事から始めていきます。
その上で首や肩の施術を行うとかなり高い効果が期待できます。
骨盤の矯正風景です。
骨盤矯正専用のベッドで骨盤の関節を正しい方向に動かしていきます。
正しい方向に動かしただけではまた元に戻ってしまいます。
この正しい個所に収まった骨盤をその場に安定させるようにしなければなりません。
それがこちらです。
SOTブロックと言われるカイロプラクティックの骨盤矯正用クッションです。
三角形の形をしており、骨盤の関節に沿って正しく合わせることにより、ご自身の体重で関節を安定させる事が出来ます。
痛みや衝撃もなく、ただ寝ているだけで出来ますし、その方それぞれの関節に合わせた微調整が可能です。
患者様の身体に負担がかからないのも大きな特徴です。
骨盤の関節矯正をメインに首、背中、腰などの矯正も行った結果、左首から肩にかけての痛みも緩和し、動きにくかった首、肩などもだいぶ改善されました。
座り姿勢も施術前と施術後での違いにご本人にも違いが分かっていただけました。
今後は定期的にご来院いただき、身体全体のバランスも整えていく予定です。
皆さんでも座っている際脚を組まれたりする方、骨盤や腰のバランスを崩してしまってますよ。
それに基づく症状も出てきますので、早めの改善をお勧めいたします。
