突然ギックリ腰に!なんとかして・・・

皆さんこんにちは。

ここのところ慢性化した身体の痛みや、歪みについてお話しさせていただきましたが、本日は急性期の症状で代表的な「ギックリ腰」を書かせていただきます。
急性期の痛みとは捻挫や打撲など1~2週間ほどで治る怪我と呼ばれる症状です。

先日このギックリ腰に悩まされる患者様がいらっしゃいました。
皆さんこのギックリ腰に経験のある方も多いかと思われますが、ご来院の際はご自宅の方に自動車で送ってもらい、そこから降りて施術院に入るのに人手も借りて数分かかるというかなり大変な状態でした。

男性 40代 座って仕事をしている際、下に落としたものを拾おうと屈んだ瞬間、腰から背中にかけて激痛が走りそのまま動けなくなってしまいました。
実はこの患者様の同じ職場に当院に通ってくださる方がおり、以前この方がいらした際お話の中で「ギックリ腰も施術やりますよ」と私が申しておりました。
その事を覚えていてくださり、この患者さまを私の所にご紹介してくれました。

さてこのギックリ腰なのですが、正式名称は「腰部捻挫」と言われる症状で、文字通り捻挫という怪我です。
よく足首を捻挫してしまった、というのを聞きますが、場所は違えどこの足首の捻挫と同じ種類です。

ある一定の負荷が腰にかかった際、その負荷に腰関節周りの筋肉、靭帯が耐えられなくなり損傷を起こしてしまいます。
身体の内部でおこっている出来事ですので眼には見えませんが、腰周りの筋肉、靭帯は皮膚にできた怪我のように傷が出来ています。

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このようになっています。
当然痛みを引き起こしているのはこの損傷部位かと思いがちですが、実はこれだけではありません。

人間の身体はとてもよく出来ています。
何か不測の事態が身体に起こった際は、自己防衛本能を用いて身体を守ろうとします。
腰などが損傷し問題が起きると、極力その部分に負担をかけないように、周りの筋肉などの機能を低下させます。

ギックリ腰の場合、腰の筋肉は使えなくなるために、周りの筋肉で動きを代用し、極力腰にかかる負担を軽減させます。
その為にふだんとらないような姿勢で行動をするようになります。20131126164335.jpg

このような姿勢をとり何とか身体を動かそうとします。
実はこの姿勢を取り続けてしまう事が、あらたな痛みを生み出してしまっているのです。

このような姿勢は腰をその上の背中の筋肉で支えようとするため、痛みも背中全体に広がっていきます。
この姿勢を元に戻すことも回復の重要なポイントになっていきます。

そして患者様の一番の願い、それは「早く歩けるようにして!」という事です。

ギックリ腰の問題で来られる方の特徴です。
・痛めたのは腰だが背中の上の方が痛い
・痛めたのは腰だがどこが痛いのか分からない、全体的に痛い
・前かがみで動くのがやっと
・身体を真っ直ぐに起こせない
・一度姿勢を決めてしまうと次動くのが困難

などがあります。

では病院などではどの様に治していくのでしょう?
①患部を氷などで冷やす
②レントゲンを撮る
③筋肉靭帯の問題はレントゲンには写らないので「ギックリ腰」と診断
④湿布や痛み止めを処方 コルセットを出されることも
⑤とりあえず痛みが引くまで保蔵療法

確かにこれでも時間の経過と共に良くはなってきます。
最低でも3日間~1週間は生活に支障の出る期間はあります。

実はギックリ腰の最大の難点はこの先にもあります。
時間と共に痛みは無くなります。ですがうまく治していかないと再発を繰り返す恐れがあるのです。

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一度痛めてしまった靭帯はそう簡単には治りません。
この再発を予防するためにも当院では今後の事も考えながら施術に当たっていきます。

当院のギックリ腰に対する施術
①痛めたことによる身体の姿勢の分析
②身体全体の筋肉の緩和
③カイロプラクティック専用の腰施術ベッドでストレッチ
④患部に負担のかからないように関節の矯正
⑤腰以外の首、背中の部位などの関節矯正
⑥動きを回復させるための運動指導

を行います。

上記の施術を行った患者様は、見事帰りはだれの助けも借りず歩いて帰られました。
この患者様は現在ギックリ腰事態はよくなられたのですが、再発予防のために腰関節安定を目的とした施術に来ていただいています。

病院と当院(カイロプラクティック院)ではだいぶ治し方が違う事がお分かりいただけると思います。
もちろんカイロプラクティック院でも施術方法は様々です。

ですが当院ではギックリ腰で歩けずに来られた患者様を、お帰りは歩いて帰られる状態に何人もの方に体験していただきました。
今度腰が痛くなった時はカイロプラクティック院にも来られてはいかがですか?

きっと病院とはまた違った成果を体験できるはずです。