皆さんこんにちは。
昨日はお休みをいただきましてありがとうございました。
本日は「四十肩、五十肩」についてお話しさせていただきます。
皆さんこのお名前はよく耳にすると思われます。
そうです。突然肘が肩より上に挙がらなくなってしまう、謎の症状です。
一度発症してしまいますと、半年から一年、長い肩で一年以上付き合わなくてはならなくなります。
この四十肩と五十肩という名称は先日お話したギックリ腰と同じで、あだ名に近い俗称のようなものです。
正式には「肩関節周囲炎」か「回旋筋腱板損傷」となります。
四十肩、五十肩の名前の由来は歳ではなく「肩の稼働域のパーセンテージがこの数字くらいになるから」です。
なる原因は未だにハッキリとした事は分かっておらず、病院などでは特定の治療法も確立されておりません。
身体の中で問題となっているのは、肩にある筋肉で「ローテーターカフ(回旋筋腱板)」に問題があると言われています。
このローテーターカフとは肩を回す際に使われる肩甲骨周辺の筋肉で、主に四つの筋肉で構成されています。
この四つの筋肉に何らかの問題が起きていると考えられます。
じつはこの五十肩、現代病ともいえる事が言えます。
一昔前に比べ手を上に挙げるという動作が日常生活の中で少なくなってきた事も発症の原因です。
また就寝の際に横向きに寝る癖のある方、姿勢が猫背のようになりがちな方もなりやすい傾向です。
逆にこれらの癖のある方は癖を治しておけば発症のリスクは抑える事が出来ます。
当院でもこの五十肩の施術は行っております。
ですがひどく発症されてからでは痛みも伴い通っていただくのも大変です。
最近いらしておられた患者様で同様の症状の方は、痛みに耐え頑張って通ってくださいました。
そのかいもあって半年以上かかる症状も、2か月ほどで改善してきました。
痛くなってからでは治りますが施術も通うのも大変です・・・
まずはこうならないよう予防していきましょう。
ご自宅で簡単にできるものとしては、肩の稼働域を増やすためのストレッチ運動が効果的です。
両手を組んで頭の上に挙げ伸びをする、ゆっくりと肩を回しほぐすようにするのも有効です。
中でも胸のストレッチがとても効果的です。
このようなストレッチ法です。
肩なのになぜ胸?と思われがちな方も多いですが、胸にある「大胸筋」と言われる筋肉をストレッチしますと、対面にある肩甲骨や周りの筋肉に刺激が入りローテーターカフの緊張を和らげます。
肩が疲れたなと思われたら一回に十五秒ほど、少し休憩して三回ほど繰り返していただくだけでも大変効果的です。
・同じ姿勢で作業を続ける事が多い
・寝るときは必ず横を向いて寝る
・最近腕が挙げづらくなった、ちょっと痛みがある
・両腕をあげると腕が耳につかない、つけづらい
・肩を回すと違和感がある
・姿勢が悪く猫背のようになっている
このような方いらっしゃいませんか?
思い当たる方は将来発症してしまうかもしれません。
まだ上記の項目に当てはまるほどの事でしたら、早めに対処していけば改善できますし、予防にもつながります。
思い当たる方はご相談ください。