朝起きると肩が凝ってる?・・・

皆さんこんにちは。

本日は「朝起きた際に肩が凝ってしまう」という現象についてお話しさせていただきます。
皆さんもこのような経験はございませんか?
ちょうど本日いらした患者様のお悩みがその様な内容でした。

主訴は左肩~首にかけての慢性的な凝りで、かなり前からこの症状はありました。
色々とお話を聞いた上で施術をさせていただきましたが、頸椎(首の骨)を中心とした脊椎(背骨)のバランスを整えることにより改善しています。
いつもお話しさせていただきますが、問題は「なぜこのようになってしまうのか?」です。

この方はお仕事は事務職ですので、もちろん背中や肩にストレスのかかりやすい環境ではあると思います。
もう一つ気になることをおっしゃっていました。
それは「寝てもこの凝りがとれない、むしろ朝が一番凝っている感じがする」ということでした。

朝起きた際に肩が凝るという事は、寝ている間に肩にストレスがかかる事が起きてしまっています。
寝ている間に無意識に手を頭の下などに敷いてしまっていた場合、しばらくすると痺れて目を覚まします。
これは頭の重みが手にかかりストレスとなって痺れてしまうのです。
このようなことは皆さんもよく経験されるでしょう。

では肩や首にストレスのかかる事とはなにか?
それは枕の高さです。
この患者様に限らず当院にいらっしゃる患者様で肩や首に問題のある方は、初めてご来院の際ご確認させていただくとほとんどご自分にあった枕を使えていません。
必ず枕の高さの改善指導を行っております。

                   ①                    ②                  ③                 ④

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番号をふらせていただきましたが、朝起きて肩の凝る方は90%以上の方が高すぎる枕を使用してしまっています。
②の状態ですが、この高さですと首の後ろが引っ張られるので、肩や首の凝りやすい方は気持ちが良いと思いがちです。
顔を前に突き出すような状態になってしまうので、頸椎部分にある湾曲が無くなり、関節に負担のかかりやすい状態になります。
疲れや凝りを改善するための睡眠が、この状態ですとかえって疲れを生み出しやすくなってしまいます。


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こちらが寝ている際に理想とされる枕の高さです。
おでこから顎にかけての角度が5度と書かれていますが、この角度は最大角度です。
0度から5度の間に納めていただく事が一番いいです。

当院で指導させていただく際は、おでこ~鼻~顎までが一直線の0度になるように指導させていただいております。
また枕の高さは頭の載せていない状態でおよそ4㎝ほどです。

この指導により今までに多くの患者様が同様の悩みを改善されています。

当院にいらしていない方も同様の悩みがありましたら、是非お試しください。
高さの調整にはバスタオルを枕代わりに使用し、織り方を調整するとうまくいきます。

今までかなり高い状態に慣れてしまわれている方は、まず頸椎の関節の状態を回復させてからの実施をお勧めします。
その際は是非ご連絡ください。